やりたい仕事が分からない

会社を辞めたい。会社を辞めたい理由は沢山ある。サービス残業が多い、仕事にやりがいがない、尊敬できる上司がいない、強制参加の飲み会が多い、などなど。仲の良い先輩や同期がどんどん辞めてしまうのが淋しい、というのもある。ひとつひとつの嫌なことは我慢できる程度のはずだが、日々の嫌なことの積み重ねがそろそろ閾値に達したのか、会社を辞めたいという考えに取りつかれるようになった。
常に転職のことばかり考えているし、暇があれば求人情報を見ている。新卒で就活をしていた頃より数段真面目に就活に取り組んでいる。仕事中も転職のことばかり考えてしまい、仕事がおろそかになる。仕事に身が入らなくて申し訳ないなどと殊勝なことまで考えてしまう。
ただ、会社を辞めたらどんな職に就こうか、考えても答えが出ず、なかなか本格的な転職活動に踏み切れないでいる。私が就職先に求める具体的な条件が、正社員、労働時間が少ない、の2つくらいしかないので、選択肢が多すぎて絞りきれないのだ。勤務地や業種で絞り込む手もあるが、いかんせん希望が無い。労働時間の少ない正社員の求人に片っ端から応募してみて、受かったところに行く、という絞り込み方もあるかもしれない。ただ、色々な求人に片っ端から応募するには多大なエネルギーが要る。業種を絞らないとなると、書かなくてはならない志望動機のバリエーションも増える。
いくら考えたところで正解にたどり着けるものでもないので、とりあえず転職活動を始めてみようと思う。今の会社で親しくしている人たちの多くが転職活動をしているので、流行りに便乗しているだけのような気がしないでもない。
誤って今より嫌な仕事に就いてしまうリスクを取るからこそ、今より気の進む仕事に就ける可能性も得られるというものだ。