求人を見るポイントが分からない

マイナビエージェントに登録したので、初回の面談に行ってきた。担当の人は仕事できそうな印象の人だった。ただ、売られる側の立場の私にとって、それが幸なのか不幸なのか判断がつかない。私の希望に合った求人を頑張って探してくれるとは思えないので、会社の良し悪しの見極めは自分でやるしかない。まあ、私に内定をとらせるための面接対策などは上手いことやってくれそうかもしれない。
私はITエンジニアの端くれなので、ITエンジニアの求人ばかり十数件を紹介された。求人票だけ見ても特に何も分からないので特に何も分からなかったが、転職サイトで無限に出てくる求人票よりは、誰かが十数件まで絞り込んでくれた求人票のほうがまだ比較検討しやすい。IT系の仕事にはあまり興味がないが、そこそこ面白いといえば面白いし、別段他にやりたいこともないので、志望業界はITに限定してしまってもいいかなと思えるようになってきた。選択肢が多すぎると選べないので、あえて制約事項を増やしていく手もあると思う。たとえば結婚や家を買うなどして容易に引っ越せない状況になってしまえば、自ずと選択肢が絞られてくるだろう。
求人票を見るとき、「未経験歓迎」とか「残業少なめ」とかいう甘い言葉が出てくると、実は離職率が高くて人集めに躍起になっているんじゃないかとつい警戒してしまうが、求人票の文体など書いた人のセンスによりけりの部分も大きいと思うので、やはり求人票だけ見ても何も分からないという結論になる。面倒くさいので紹介された求人全てにとりあえず応募してみて、内定を取ってから比較検討すればいいのではないかと思う。気に入らなければ内定辞退すればいいだけの話だ、という点はやはり、働きながら転職活動をすることの大きなメリットだ。